木の温もりに包まれた、夏も冬も快適な家に暮らす
Data
- 家族構成:
- 夫婦2人、子ども2人
- 延床面積:
- 119.53㎡ ( 36.15坪 )
- 敷地面積:
- 119.53㎡ ( 36.15坪 )
- 竣工年月:
- 2023年 9月
広い敷地にゆったりと立つN邸。淡いベージュの外壁に木目を合わせた和モダンテイストの住まいは、庭の緑と調和し穏やかな表情で佇んでいる。「とにかく暖かい家にしたかった」と話すのは、千葉に生まれ育った奥さま。中野に移り住んで以来、暑い・寒いが顕著な賃貸住宅の環境に体が悲鳴をあげ、度々体の不調に悩まされていたという。「健康のためにも暖かい家を」と暖かい家をつくる建築会社を探しはじめ、情報を集める中で出会ったのが村上建設だった。「見学会で訪れた家が、本当に暖かくて」と奥さま。ご主人も「知れば知るほどM ―SET工法に興味が湧いて。工法自体が好きになり、迷いなく依頼を決めました」と話す。土地は、山の景色が見える広い土地。のびのびした環境を生かし、快適に暮らせる住まいをつくることになった。計画にあたりこだわったのは、スムーズにつながる回遊動線、開放感ある吹き抜けとタタミスペース、そして音響に詳しいご主人待望の防音室。自分たちらしい暮らしを想像しながら検討を重ねたという。
完成した住まいは、木の温もりにあふれた広がりのある家。「夏も冬も、外の気温に影響されずに過ごせるから体がラク」と奥さま。「吹き抜けを見上げた時の開放感に癒されています」と笑顔だ。ご主人も「仕事を終えて帰り着くのが我が家、ということになんとも言えない喜びがある。明かりのついた我が家を見るとホッとします」と話す。暖かく暮らしたいという願いを叶えたご家族は、穏やかで幸せな日々を紡いでいる。


KITCHEN
キッチンの天井は無垢パインの板張り仕上げ。背面壁には奥さまの手が届く高さに合わせて吊り戸棚を造作した。ガラス戸にはゆらぎのあるガラスがあしらわれ、柔らかな雰囲気

HALLWAY & STAIRS
吹き抜けに面した階段ホールは、開放感たっぷり。スギの手すりは大工による造作。木の温もりを味わいながら、手仕事に直に触れられるのも嬉しい

STORAGE
LDKから洗面脱衣室につながる通路、左手には階段下を利用したロッカーがあり、全員分の収納スペースが設けられている

GARAGE
敷地は100坪の広さがあり、2台分のガレージを備えてもゆったり。道路と敷地には1mほどの高低差があるが、緩やかなスロープで段差を解消してスムーズな出入りができるようにした

ROOM
吹き抜けのあるリビングスペースは、8帖とゆったり。リビング入口には天井までの高さがあるガラス框戸を採用し、玄関との連携を高めた